10個の質問に「はい/いいえ」で答えると、みなさんの組織の中での力を発揮するスタイルがわかる「IBチェック」で使われているのが、エニアグラム理論です。

エニアグラム(eniaguramu)は、人が生まれながらに持つ資質を9つのタイプに分類した性格分類学です。性別、国籍、遺伝などに関係なく、個人の思考、行動、強み、弱みを理解するのに役立ちます。エニアグラムは自己理解を深め、自己受容を促し、他者とのより良い人間関係を築くためのツールとして活用できます。

エニアグラムの性格論は、1960年代に作られたもので、1970年代からアメリカで精神医学や心理学の研究者が注目し、研究を重ね、理論を発展させ続けているもので、新しい人間学、心理学として世界各国に広がり、ビジネス分野でも利用されるようになりました。

エニアグラムでわかること・できること

自分の価値を再認識できる
自分の性格や傾向から、自分の価値の再認識や、新たな価値に気づくことができます。自分を肯定的に考える自己価値を再認識できれば、物事に対して積極的に取り組めるようになります。

行動を起こすきっかけ(動機)がわかる
人が行動を起こす要因を「動機」も、9つの性格・タイプごとに異なります。行動を起こすきっかけ(動機)を知っていれば、やる気が出ない・モチベーションが上がらないといった事に直面した時の対処法が考えられます。

円滑なコミュニケーションが取れる
「自分の性格を考えると、議論を重ねると言い合いになるかも…」など、自己分析ができていることで、周囲とのトラブル回避が可能です。まだ、他社のエニアグラムの結果を知っていれば、どんな性格でどう対応するのがいいのか傾向を把握できるため、円滑な関係構築につながります。