住友生命保険相互会社様は「ブランド戦略2.0 一人ひとりのよりよく生きる=ウェルビーイング」の社内浸透のため、職員参加型のオンライン配信イベント「ブランド・ライブ2022」を開催。
タノシナルは、企画立案・映像制作・配信を含め、当日運営までフルサポートさせていただきました。
前年のイベントで経営陣が感じた“対話”の重要性
昨年の第一回「ブランド・ライブ2021」の生配信中、全職員に向けてコメントを募集したところ、多数のリアルな意見が寄せられました。
その投稿を見た高田社長が感じたのは「経営陣と職員、そして職員同士の “対話” の重要性」でした。
住友生命様は、4万3,000人が働く大企業。職員数の多さから、経営陣と職員が対話する機会は少なく、また全国に1,400か所以上ある支部で働く職員と、本社・支社の職員とのコミュニケーションにも課題感があり、解決策を模索していました。
そこで2回目となる「ブランド・ライブ2022」では、”Voice for Well-Being"をテーマに、職員みなさんからの声に経営陣が直接答えていく、オンライン上での”対話”の実現、そして課題となっていた職員同士のコミュニケーション活性化につながるイベントを目指しました。
本社と支部の職員がつながりを実感!『スミセイFLAT TALK』
住友生命様では、これまでもオンラインで「対話会」を開いてきましたが、上下関係を気にして、なかなか本音を語ってもらえず、ご担当者も悩まれていました。
そこで「ブランド・ライブ2022」の中で流すVTRとして、タノシナルがご提案したのは、部署や役職年齢などの枠を超えた忖度なしのトーク企画「スミセイ FLAT TALK(フラットーク)」。
オンライン上でディスカッションすることは従来の「対話会」と変わりはありませんが、大きく違うのは、タノシナルのディレクターがファシリテーター役を務めること。
インタビュー経験が豊富なディレクターが入ることで、場の雰囲気を盛り上げながら、普段は言いづらいことを聞き出していくため、自然な本音トーク展開が可能になるのです。
WEB収録当日、オンライン上に集ったのは、本社、支社、支部の役職や年齢もバラバラな職員9名。
まずは、タノシナルのディレクターが笑い話を交えて緊張をほぐし、場の空気を温めていきます。
みなさんがリラックスしてきたところで投げかけた質問は「支部から本社の職員はどう見えているか?」というもの。
この質問に支部職員の女性は「…いつもPCの前で頭を抱えてるイメージ」と回答。
忖度ない本音回答に思わず参加者全員が大笑い。
その後は、支部からの「改善したらもっと良くなる」という様々な意見に、本社の職員からは「早速、改善したい!」との話が出て、活発な意見交換が行われました。
クライマックスを迎えたのは、「お客さまのために」そして「住友生命をよくしたい」という各自の想いについて。
これには本社支社支部の枠を超えて、次々に前向きな想いの詰まったコメントが発せられ、参加者全員が一つになった感動的な展開となりました。
「ブランド・ライブ2022」配信当日、視聴していた職員のみなさんからは「定期的に開催してほしい」「同じ気持ちを持っているんだと親近感が湧いて良かった」といった沢山の喜びの声をいただきました。
“経営陣が職員の「声」を聞こうとしている”姿勢
また今回は事前に、職員全員に向けて大規模なアンケートを実施。
「手当を充実してほしい」「根回し文化をなくすべき」「働く人、関わる全てが幸せになる会社になるべき」といった
「職場環境の改善」や「会社のあるべき姿」などについて多くの声が集まりました。
イベント中には、いただいた声をもとに経営陣のみなさんがその場で議論。
「保険商品の特典を増やしてほしい」という声に対しては、今後の明確な方針をその場で打ち出したり、
「手当を充実させるべき」という声に対しては、職員のウェルビーイングのため待遇を改善していきたいという熱い想いを語ったりと、
職員と経営陣が“対話”できる機会となりました。
「ブランド・ライブ2022」から始まる社内改革
経営陣との“本音対話”を目指した今回の「ブランド・ライブ2022」。
職員のみなさんにとって、「部署や役職、年齢を超えたコミュニケーションがとれる会社へ進化していく」という希望を実感した時間となりました。
住友生命様は、このイベントの成功を受けて、
「スミセイFLAT TALK」のようなコミュニケーションの機会をもっと社内で広げていきたいと、新しい施策を検討されています。
タノシナルは、イベント本番に向けたサポート・プロデュースだけではなく、
事前の導入や企画立案から、事後の浸透施策まで幅広く企業のみなさまのサポートをしています。
Client | 住友生命保険相互会社
WEBSITE| sumitomolife.co.jp
Director | Tsutomu Fukushima, Kotone Moriya
Assistant Director | Kae Nitta, Yuya Fuse, Suzu Matsui, Saya Sumida, Masataka Konno
Designer | Miki Hoshino